地名別タウン情報

南三陸町入谷山の神平

2012年9月1日

南三陸町入谷山の神平
志津川美帆
志津川美帆
南三陸町の地名紹介＆タウン情報
今回は入谷地区北西部のエリア、山の神平（やまのかみだいら）をご紹介します。
写真提供：みちのく青葉屋様
いつも本当にありがとうございます！
きのぷー
きのぷー

入谷山の神平について

  • 読み方　いりや　やまのかみだいら
  • 郵便番号　〒986-0782
  • 南三陸町及び入谷地区北部エリア
  • 南北に長い集落で北側が気仙沼市本吉町との境界に面している
  • 数多くの民話が語り継がれており「宮城の遠野」と称されるほど

入谷山の神平の見どころ

  • 神行堂山
  • 神行堂山麓の巨石
  • 旧林際小学校木造校舎（現：校舎の宿さんさん館）
  • 木もれ陽の道

入谷山の神平の所在地と範囲

南三陸さんさん商店街からさんさん館まで車でおおよそ１５分弱。

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神行堂山

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神行堂山（入谷石ノ平） | 恵の山々 | 自然の輝
https://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/museum/natural/article.php?p=13
入谷地区の最高峰で、標高461ｍです。この山も惣内山と同様、入谷花崗岩帯の外縁部にあたり、航空写真で見ると、惣内山から坂の貝峠を経てこの山に至る山並みが桵葉川の盆地を取り囲んでいる様子がまるでハート型の右半分のように見えます。山名は山岳修験に関わるものらしく、南麓の花崗岩の巨石は高野山明神として祀られており、弘法大師ゆかりと伝える独鈷（密教の宝具）や蔵王権現像を持ち伝える旧家があります。

神行堂山麓の巨石

南三陸町 VIRTUAL MUSEUM
神行堂山麓の巨石（入谷山の神平）
https://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/museum/natural/article.php?p=129
入谷石の平に残る花崗岩の巨石です。古くからの信仰の場と伝えられており、巨石それ自体とその上方にそびえる神行堂山頂が信仰の対象だったようです。巨石は縦にいくつかに裂けており、その裂け目を歩いて通り抜けることができます。古くは通過儀礼の場としても用いられたらしく、悪心がある者が通ると岩幅が狭まって通り抜けられないと伝えられています。

さんさん館

＜校舎の宿＞さんさん館
＜校舎の宿＞さんさん館
https://san3kan.net
南三陸町入谷。昭和初期の小学校を改装したグリーンツーリズム体験のできる宿です。

つとこ明神

南三陸町 VIRTUAL MUSEUM
つとこ明神（入谷山の神平）
https://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/museum/life/article.php?p=315
石ノ平にある山内家の本家と別家では、旧暦の10月28日に高野山の巨石の傍らに6か所ツトコ（苞）を立てます。藁をすぐってフクダを取り、根元を編んで藁苞（わらつと）を作り立て、中に幣束をさし立てて拝みます。正月には注連縄を張り、お神酒をあげて拝むといいます。このようなツトコを祀る風習は、かつては多くみられましたが、屋敷神を石祠にしてからツトコ作りが衰退したといわれています
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きのぷー

2010年南三陸町初訪問。震災後もボランティア活動等を通じて地元との交流を重ね、2012年4月より「いいね！南三陸町」をスタート。町内各地を訪ねて見つけた町の魅力を伝えます。

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